家庭部門におけるエネルギー消費は、給湯30%と暖房22%で全体の半分を占め(3)、この分野の省エネルギー化が求められます。住宅の省エネルギー化にはさまざまなものがありますが、太陽の熱エネルギーを直接取り込み、暖房と給湯に用いるパッシブソーラシステムが有望です。OMソーラー(4)として商品化されており、報告者は家を新築する際2002年に導入しました。日野気象台で気温、室温、太陽の強さなどを計測するとともに、エネルギー消費について統計データを取ることができましたので、それを元にOMソーラのエネルギー収支の評価(EPR評価)を行いました。
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