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災害から何を学ぶか、人それぞれだと思いますが、災害時の情報公開について、ちゃんと考えないといけないのではないかと思います(スライド20)。適切な情報を飾らず生のまま、リアルタイムで出す、修正する暇もなくどんどん出しちゃう、ということが肝心ではないでしょうか。隠す、小出しは信頼を損ね、かえって不安を増大させます。災害からいろいろ反省をし、対策を立てなくてはならないのだけれども、そのためにも情報公開というのは必要なのではないかと考えます。国の持っている防災情報をPublic
domain化して積極的に公開すべきだと思います。
受け手の国民も、他人任せで、お国がけしからん!と言っているだけではなくて、自分自身の判断には、自分で工夫して質の高い情報を得る、ということも大事ではないかと思います。
放射線の計測は、科学技術庁の流れで文部科学省の担当となっています。しかし計測の手足がないんですよね。どこか学校に置かせてくださいとか、市町村にお願いしますとなります。継続的に実行するには、組織が大切で、長丁場で24時間保守もちゃんとやって、コンピュータも止まらないようにしながらリアルタイムに計測する、結構大事なことです。気象庁はその組織を持っています。測候所があり、アメダスは、日本全国1,300か所あって、無人で測定するシステムが完成している。そこにガイガーカウンタを付加すれば、データ回線もブロードバンドも全部引いてある、メンテナンスの体制もできている。加えて、先に述べてきたように放射線量は気象データと合わせることにより、よく理解できます。だから、気象庁がおやりになるのがいいのではないですかと、余計なことですが考えております。
ざっぱくな話でございますが、以上にさせていただきます。ありがとうございました。
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